だって、「山下弘子」だから。
このブログも気付けば最後の更新から1ヶ月半も経っていて、パスワードさえ忘れていました・・・!
実は、昨日から明日まで、大阪にいます。
ご飯の約束や会議や打ち合わせを急遽欠席し、またリスケしていただいた皆様、申し訳ありません。
大切な妹分の山下弘子ちゃんが今日から入院し、明日緊急で動中塞栓術という治療をすることになったのです。
病院近くのホテルに帰ってきたものの、うまく眠れず、久しぶりのブログ更新。
でもね、安心してください!
当の本人はいつものかわいいこの笑顔( ´ ▽ ` )ノ
まるで妹のようですが・・・
弘子ちゃんと出会ったのは、おととしの夏。
友人から「この子知ってる?美穂ちゃんと似ていて気が合いそう!」と、弘子ちゃんのブログのURLが送られてきたことがきっかけでした。
そこにのっていたのは、母校での講演の原稿。
http://ameblo.jp/hiroko2929/entry-11775303722.html
肝臓に19センチのがん、「余命半年」宣告、肺転移・・・
そんな中で、綴られていたのは「全てのことに意味がある」とか「ありがとう」の言葉たち。
私の闘病中には、とてもそんな風に思えなかった。
この過酷な状況の中で、どうしてそんな風に考えられるのだろう。
その理由が知りたくて、早速アメブロにメッセージをして、お返事がきた翌日はお休みの土曜日だったため、全て予定を変更して始発の新幹線に乗って大阪に向かったのでした。
今考えるととても失礼ながら、「はじめまして」のシーンからなんとなく直感的にデジカムをまわし、それでできたのが去年の特番です。
http://www.ntv.co.jp/realtv/onair/20150704.html
出会いから2年弱。
弘子ちゃんと出会って本当に人生観が変わりました。
「美穂さん、そんなに仕事ばかりしていて、本当に幸せなの?」
「美穂さん、もっと自分に正直に自由に生きていいんだよ」
隣でそうささやかれ続け、実際に大分自分に正直に、自由になってきた実感があります(笑)
去年3月、宮古島にて。
そして、何より学ばせてもらっているのは、弘子ちゃんの芯からの強さと、心からの感謝の気持ち。
もうできる標準治療がなくなって、最後の砦のはずだった治験も効かなくなり、腫瘍が気管支を防ぎ始めて咳と血痰が止まらない…
そう連絡をもらった翌日、私はショックで起き上がれず、出勤できませんでした。
命の問題を目の前に、あまりに無力な自分が情けなくて悔しくて、もぬけの殻でした。
でも、本人はあっという間に涙をぬぐってリサーチを始め、たくさんの人の協力でたった1週間で明日の治療への道を開拓して、くったくのない笑顔を取り戻して。
そして、口を開けば、「ありがとう」を言い、いつも今まで助けてくれた先生や、友人知人の名前をぜーんぶ列挙して、あの人にもあの人にもあの人にも恩返ししないといけないんだ!って話しています。
何度も立ち合っている検査や診察。
私だったらとっくに崩れ落ちているだろうところを、しっかり前を見て受け止める弘子ちゃんは、9つも下なのに、もう本当にかっこよくて、私はいつも目に涙を溜めながら見惚れています。
もしまた自分が病に冒されるときがあったら、こんな風にありたい。
あきらめない限り、道は開ける。
弘子ちゃんは、この難しい状況に立ち向かいながらずっとそれを体現して社会にみせ続けてくれる使命を持って生まれてきたんだと、私は思います。
そして、私にはそんな弘子ちゃんに光をあてる役目があると、勝手に思っています。
(弘子ちゃんの物語第5弾はNEWS ZEROにて今月中に、第6弾はnews every.にて来月にも特集したいと考えています!)
今年2月、友人の結婚式にて。
明日も、その後も、きっと大丈夫。
だって、「山下弘子」だから。
これからも一緒に山越え谷越え生きていこうね♡
去年8月、富士山頂にて。
※下記、術後に追記。
見ての通り、無事終了!
術後3時間ですっかり元どおりご飯を食べている弘子ちゃんを見て安心し、今夜の最終で帰京します^ ^