愛おしいけど、さようなら。
本当に大切にしたいものだけに囲まれて生きたい願望が強くなってきた今日この頃。
そのためには、身につけすぎたものを心身ともに整理する必要があると、断捨離を決意しました。
しかし、何を隠そう、私は捨てるのが大の苦手の「もったいない病」。
それは、物でも、予定でも、恋人でも…
「絶対にいらない」と思えるか、いっぱいになりすぎてあふれてどうしようもなくなるか、逆に私が捨てられるまで、持ち続けてしまうのです。
苦手なことにはガイドが必要ということで、近藤麻理恵さんのベストセラー「人生がときめく片付けの魔法」にならって、部屋にあるものを「手にとってみて今ときめきを感じるか」で分類してみました。
すると、洋服だけで、「さようなら」のゴミ袋7袋、「今はもうときめかないけど、愛おしく、さようならはしがたい」の段ボール4箱になり、部屋の半分が埋まりました。
そう、私が苦手なのは、この後者の段ボールの洋服とのお別れ。
でも、これを持ち続けていると人生何も変わりません。
そこで、ここに入れられた200着ほどある洋服を捨てずにもらってもらうことを思い立ち、試みることにしてみました。
分類後に初めて開けた段ボールからは、かつて愛した洋服が出てきて、何度もよりを戻したくなったりもしましたが、ダメダメと自制してリビングに並べてみると、それなりにセレクトショップみたいになりました!
お客さんは女友達限定、全て無料と、完全オリジナルなホームフリーマーケット会場の完成です。
昨日夕方5時。
開場すると後輩や友だちが断続的に訪ねてきました。
そして、これがとても興味深いもので、洋服が生き返る生き返る!
試着があまりにかわいくかっこよくはまったりすると、手放すのが惜しくなったりするものですが、それぞれ面白いほどぴったりと適材適所なところにもらわれていきました。
途中、(友だちが作ってくれた)美味しいご飯をいただいたりしながら、私にはもう若すぎたり、着こなせないままクローゼットの肥やしになっていた洋服が「これかわいい!」「嬉しい!」と喜ばれてもらわれていくのを見るのはとっても幸せでした♡
そんなこんなで、みんな大量に紙袋につめて持って帰ってくれたおかげで、みるみるうちに片付いていきました。
「これ全部くれるなんて男前過ぎる…」といろんな友だちに言われましたが、実は、何年か前に会社の憧れの先輩のホームパーティーで、「ここにあるものはもう着ないから好きなのがあったら持って行っていいよ!」とやってもらい、その時に大感激してもらってきた洋服を今も大切に着ていたりします。
「これももらっていいんですかー??」
「いいのいいの、何でも持って行って!!」
というなんだか気前のいいやりとりが、その時から密かに憧れていた感じでもあったので、私の中では、断捨離できて、喜んでもらえて、憧れの感じを味わえて、一石三鳥。
こうして私のときめきの人生がスタートしたのでした♡
最後に。
こちら断捨離中に出てきたフロム・エーという十数年前のアルバイト情報誌。
これは私、高校時代の文化祭前にビルのガラス越しにダンスを練習しているところです。
断捨離はまだ洋服しか終わっておらず、これからも忘れていた過去の発掘がしばらく続きそうです。笑