全力疾走、ときどき爆睡。

報道記者/NPO法人maggie's tokyo共同代表・鈴木美穂のブログ。あれもこれも追いかけて、きょうも猪突猛進進進!!

マギーズに恋して。

5月2日から始まった、がんに影響を受ける全ての人のためのmaggie's centres(マギーズセンター)巡礼の旅。

英国20都市にあるセンターのうち7都市のセンターを6日間で巡る弾丸視察の計画が順調に進み、あっという間にその折り返し地点を越えてしまいました。

これまでスコットランド内の5つのセンターに行ってきましたが、建築も環境も中にいる方々も、もうとにかく期待以上に素敵で愛おしいセンターばかりで、めっちゃトリコになっています。

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マギーズダンディーにて(アイドルしか許されない振り向きポーズ…すみません!)。

2日、一緒に共同代表を務める秋山正子さんと臨床心理士の栗原幸江さん、そしてナースチームの皆さんとマギーズエジンバラへ(この日のブログ参照)。

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ここは病院でもなくホスピスでもない、治療のプロセスにあってもひとりの人間として接してもらえる場所。

3日午前、エジンバラからバスで約2時間、マギーズグラスゴーへ。  

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自然に包まれる空間。

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歩くだけでパワーチャージ。

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がんにばかり焦点が当たってしまっているところを、もう一度がんではないことを考えてみようと思える環境を大切にしているそう。

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センター長のケリーさんと。

4日午後、グラスゴーから電車で約1時間、マギーズダンディーへ。

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特徴的なお庭とセット、マギーズダンディー

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開放的な一階。

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灯台部分、2階の個室からは絶景。

近くにこんな場所があったら絶対通う!

この日はクローズ後、医学生が学びに来ていました。

病院の医療者との連携を密にとっていて、病院から紹介されて来る方がとても多いとのこと。

4日夜、ダンディーから電車で約40分、マギーズファイフのあるカーカルディーへ移動し、5日午前、マギーズファイフへ。 

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ザッハ氏の建築。

外はこんなに尖っているのに…f:id:suzukimiho:20160505095757j:image

中はご多分にもれず温かい。

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「ここに来て語り始め、傾聴しているだけですっきりした」という人が多いのよ、と。

一緒にたくさん学ばせていただき、ここから帰路に着いたナースチームの皆さんとお別れ。

5日午後、カーカルディーから電車で約2時間、マギーズアバディーンへ。

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広角レンズだそうでやけに足を長くとっていただいてありがとう!

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素敵すぎていつまでもいたい、必ずまた来たいと心から思いました。

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撮影に疲れ果てた宮井さん。

まさにどんな状況でも受け入れてくれる環境とはこのこと!

映像と写真、両方欲しいと言って苦労させまくってしまっている中、めちゃめちゃいい記録を撮ってくれて本当に感謝しています(このブログの写真も一部下手な私の写真以外全て宮井さん撮影)!

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お世話になったセンター長のスーザンさんとキャンサーサポートスペシャリストフィオナさんとくつろぐ。

そして今夜(5日夜)、アバディーンから空路ロンドン入りしました!

建築はセンターによって全く違うのに、どこも例外なく中に入るとどこか統一感のある温かくほっとする空間が広がっていて、今日センターに来られていたがん治療中の方が、「ここにくるだけで抱きしめられているような気がしてピースフルな気持ちになるの」と話していたのがとても印象的でした。

そして本当にすごいと思うのはこれらのセンター全てがチャリティー、寄付で建築・運営されていて利用はいつでも誰でも一切無料なこと。

地域の方々を巻き込んで様々なイベントを開催したり、利用して救われたという方が自ら寄付集めの企画をしたり、チャリティーのゴルフやマラソンやパーティーをしたり、売り上げがチャリティーとなる絵画やグッズを提供したり…本当に多くの人たちに支えられて存在していることも、こんなに愛情あふれる温かいセンターになっている所以かもしれないと思いました。

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どこのセンターにも、センター内でのワークショップのお知らせと共に、チャリティーイベントのお知らせがありました。

東京で、そんなマギーズセンターの一員とならせてもらうのはとても嬉しく誇りであるとともに、大きな挑戦だと改めて身が引き締まる思いです。

帰国後、5月13日には東京・白金の八芳園でマギーズ東京オープンに向けたチャリティーパーティーを(英国マギーズに倣って)行う予定で、ここでは描ききれない英国マギーズ訪問について、撮りだめだ写真や映像をご覧いただきながらアツアツのご報告をさせていただく予定です。

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■お申込み方法:以下のフォームにてお願いいたします。

https://ssl.form-mailer.jp/fms/84befd37429639

■日時:2016年5月13日(金)開場/18時30分  開会/19時(17時30分~ちょこっとマギーズ)

■場所:八芳園3階「チャット」(住所/東京都港区白金台1-1-1)

http://www.happo-en.com/access/index.html

■会費:お一人様20,000円(領収書は、当日会場受付にてご用意いたします) 

※飲食代実費以外全てご寄付になります。

■お問い合わせ:マギーズ東京 info@maggiestokyo.org

東京にも、温かくて落ち着いてくつろげる素敵なセンターをオープンさせ、持続的に運営していけるように参加して応援してもいいよ!と思ってくださる方がいましたら、是非お越しいただけたら嬉しいです^ ^

マギーズにかける思いは募りに募りまくり、スコットランド・イギリスにいながら観光やショッピングは一切無視で、明日はマギーズロンドン、明後日はマギーズスヴァンジーに行って、翌朝帰国します!